放射線治療が終わってからずっとブログの内容を考えていたんですが
なかなかうまく文章にまとめることができずにずるずると月日が経ってしまいました。
放射性物質が検出された等々メディアでは毎日のように騒がれていますが
情報に振り回されずに正確な現状把握をしたいものですね。
さて、原発だの放射性物質だのと色々出てきまして
私なりに調べてみたのですけど、ムズカシイ単語ばっかりで
いまいち理解できているのか怪しいもんです。
ただ、自分が受けた放射線治療に関しては理解できたと思います。
乳房温存手術後の放射線治療は温存した乳房や乳房を切除したあとの
胸壁、その周囲のリンパ節からの再発を防ぐために行います。
癌細胞は細胞分裂が盛んなため放射線の影響を受け易い細胞です。
そこで、体外から放射線を当てたり、体内に放射性物質を入れたりして、
癌細胞を取り除く放射線治療が行われています。
この方法は手術や抗癌剤による化学療法と並んで癌の一般的な治療法の
ひとつです。
放射線というのは分裂中の細胞に最も強く作用するので
癌細胞にダメージを与えられる。
そして癌細胞には正常細胞と違い回復能力がないので死滅させることができる。
というのが、放射線治療なんですねー。
私は術中に3個目の癌が見つかったことと、断端(取り除いた細胞の端)に
近いところにも癌細胞が見つかったため、標準25回+追加5回になりました。
総線量は50Gy(グレイ)以上になってると思われます。
ここで、メディアでよく使用されるSv(シーベルト)とGy(グレイ)ってなに?
と思って調べてみました。
Gy(グレイ)は吸収した放射線のエネルギーの総量(吸収線量)を表すSI単位
Sv(シーベルト)は放射線防護の分野で使われる人体が吸収した放射線の影響度を
数値化した単位
総量と影響度じゃ比較対象にするにはちょっと厳しい?
ネットで検索してみるとGy=Svと解釈しても良さそう。
50Sv(シーベルト)・・・結構な量ですね!
単純に医療における放射線と原発を比べるのもいかがなものかと
思いますが、実際に放射線治療した私が思うのは
「騒ぐほど危なくないと思うよー」
ってことです。
もちろん放射線治療にも副作用があって、身体的にかなりキツイ状態の時も
ありました。
倦怠感はずっとあるし、皮膚も日焼けのちょっと酷い状態になってるし
痛いし、痒いしで・・・。今もせっせと薬を塗る毎日です。
それから乳腺科の受診のことも報告します。
遺伝子検査に回した結果HER2は陰性でしたので抗癌剤治療はないそうです。
今後5年間ホルモン剤を服用していく治療になります。
後は自分の努力次第ですね。
ストレスをためずにバランスの良い食事を摂取して適度に運動する。
なかなか難しいんですけどねーこれが。
まだまだ体力もなくて免疫力も低下しているので
放射線治療終わったぜーイェ━━━━━ヽ( ゚Д゚)人(゚Д゚ )ノ━━━━━━イ!!
なんつって遊びにも出かけられません。家事を少ししただけで息切れするという
情けない有様でして・・・。
それでも毎週土曜日のらじおはとても楽しくやっているので
このブログを読んで興味を持たれた方は聞いてみてくださいね!
前の記事にも過去放送をUPしております。
病気のこととかはあまり放送では話しておりませんが
ネットの利用の仕方など、ちょっと知ってたら役立つ豆知識的な放送を
毎回四苦八苦しながらおっさんとおばちゃんがやっております。
なんだか全然まとまらない、闘病日記なのからじお宣伝ブログなのかわからないですが
今週も土曜日にUSTREAMにて23:00より放送いたします。
どうかよろしくお願いします。
引用、参考にさせていただいたもの
- 単行本: 179ページ
- 出版社: 金原出版; 第2版版 (2009/07)
- ISBN-10: 4307202627
- ISBN-13: 978-4307202626
- 発売日: 2009/07
わかりやすい放射線と健康の科学(pdf)
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